不動産投資ブームは続くのか

金利の動きによるお金の動きに注意
不動産投資を選ぶ際、自己資金だけで完結する方は少なく、金融機関からの借り入れ、およびローン返済を視野に入れて運用されるのが一般的です。
自己資金が少なくても始められ、リターンにレバレッジ効果も期待できる投資方法ですが、金利の動きには注意を要します。
借りたお金にかかる金利についてだけでなく、海外投資家による資金流入などが増えていることから、海外の利上げなどの動きも、非常に影響してきます。
また、コロナ禍での都内商業地域の空室増加などが起こったとはいえ、リーマンショック時の半分程度と、最悪の事態は逃れているようです。
しかし、こうした経済状況の動きにもアンテナを張り、借主業態のジャンルを増やしたり、スペースを小分けにして単価を下げるなど、事前の防衛策を考慮しておく必要はあります。
新技術についてもアンテナを張っておく
インターネット上の新しい技術であるweb3.0。
分散型のインターネットのことを指す言葉として使われていますが、つまりは、管理者が存在せずとも、ユーザー同士でデータやお金のやり取りを行うことができるということです。
端末同士を直接接続するブロックチェーン技術により、仮装通貨取引が可能になったり、仮想空間を作り出すメタバース技術により、現実ではない仮想空間で、様々なサービスが展開され始めていたりします。
現在展開されているサービスに対する投資については、直接不動産投資とは無関係です。
ですが、仮想空間内での土地の売買、物件の賃貸といった、現実と変わらない不動産流通が可能になった時、現在投下されている不動産投資マネーが仮想世界へと流入しないとも限りません。
こうした新たな動きにもアンテナを張っておく必要はありそうです。