近年の不動産投資における傾向とトレンド

続く不動産投資ブームのこれから

不動産を投資対象に選ぶのはなぜ?

自分の所有する資産、わかりやすく言えば貯金を増やしたいとき、取る方法はいくつかあります。
一番単純なのが貯金です。
金融機関に預けておけば、決まった金利がついていきます。
ただ、現在、普通預金でおよそ0.001%。
100万円預けておいても、1年で10円しか利子がつかない低金利時代なんですね。
そこで、もっと効率的に資産を増やしたいと考える方は株式や外貨預金、FXなどに投資し、利益を得ることを目指しています。
このような投資先の一つとして不動産を選択する方も増えています。
わかりやすく言えば、物件の大家さんとなり、借主に貸すことで家賃収入を得る、という方法です。
この不動産投資は、2016年くらいからブームとなり、2023年の現在も、継続しています。
ブームが起こった背景には、政府が始動したマイナス金利政策があります。
日本銀行が一部の金融機関の金利をマイナスにする政策で、これにより、銀行預金の金利が0.001%などという超低金利時代が到来しました。
この状況下で、預金の金利が低いのと同様、借入金の金利も低く抑えられてたことで、個人が、物件購入のために銀行から資金を借りやすくなったのです。
さらに、2019年には、金融庁が発表した、リタイヤ後、幸せに過ごすためには2000万円が必要になる、という「老後2000万円問題」について、メディアがこぞって取り上げたため、老後の資金への不安が高まったことも後押ししています。
そして、2010年代後半は、東京オリンピック開催もあり、都市部を中心に、再開発が盛んにおこなわれ、現在も続いています。
投資に対して良好な物件が多く新設されていることから、ますます不動産投資が活発化しているのです。

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